ラインアップ

オートクレーブ(上下開閉ドア)LSX / SXシリーズ

用途・目的に合わせた6タイプのオートクレーブをご用意。

研究現場で活躍する「ラボ用オートクレーブ」LSXシリーズ

  • ラボ用LSX-700
  • ラボ用LSX-500
  • ラボ用LSX-300

ラボ用オートクレーブとは

ラボ用と表記しているオートクレーブは、理化学機器として一般の実験室でお使いください。医療機器ではないので、医療現場で使用することはできません。販売にあたって医薬品医療機器等法(※)に基づく「高度管理医療機器販売業」の許可は必要ありません。

※ 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

医療現場で活躍する「メディカル用オートクレーブ」SXシリーズ

  • メディカル用SX-700
  • メディカル用SX-500
  • メディカル用SX-300

メディカル用オートクレーブとは

メディカル用と表記しているオートクレーブは「管理医療機器(クラスⅡ)」に該当し、さらに「特定保守管理医療機器」にあたります。
販売するには、医薬品医療機器等法(※)に基づく「高度管理医療機器販売業」の許可が必要となり、機器は「特定保守管理医療機器」として取扱う必要があります。
医療現場にて使用するオートクレーブは、「特定保守管理医療機器」に該当する機種に限られます。また、医療現場以外の一般ラボで使用することも可能ですが、販売と機器の管理は「特定保守管理医療機器」として取扱うことが求められます。

※ 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

製品の特長

スリムボディで容量は大きく。
省スペース設計の徹底で、本体はとてもコンパクト。

CLASS

70L

LSX/SX-700

1ℓ三角フラスコが12本収納可能。

CLASS

50L

LSX/SX-500

100V仕様で最も収納可能な58ℓ。
500㎖三角フラスコ15本収納可能。

CLASS

40L

LSX/SX-300

500用カゴ2段使用可能。
高さを抑えたコンパクトモデル。

ES-LBSとの比較図

試薬瓶の容量別収納データの資料がご覧になれます。

カンタン操作“上下開閉ドア”

片手片足で操作できる上下開閉ドアを採用。
開けるときは【ドアを下におさえながら足元のペダルを踏む】だけでドアロックが解除、
アシスト構造により軽く持ち上がります。また、閉じるときは【ドアを上から押し込む】だけで、簡単に閉じることができます。

操作パネル

進行状況がひと目でわかるLED表示採用。

実施中の工程は、LED表示灯の赤色点滅で表示します。

※ 写真の操作パネル点灯表示は、実際の使用時とは異なります。

時間短縮(冷却ファン標準装備)

作業時間を短縮する急速空冷機能「冷却ファン」標準装備。
タイムアップ後に早く温度を下げたい用途に最適です。冷却ファンを作動させた場合、自然冷却に比べて降温時間が大幅に短縮されます。

運転予約機能

簡単操作で運転開始時間が設定可能。夜間、早朝などの時間を有効にお使いになれます。

排気レベルの設定

滅菌終了後に自動で排気ができる機能を装備。
排気レベルは6段階に(液体滅菌コースはバリアブルにも)設定可能です。

ドア開表示

ドアが開いているときはドア表示灯が点灯し運転がスタートできない安全機能を搭載しています。

空焚き検知(滅菌用水不足検知)

チャンバーの空焚き事故を未然に防ぐために、一定量の水が無い状態では運転をスタートできない安全機能を搭載しています。そのため、加熱によるヒーターや缶体への影響がありません。

運転コースセレクト

通常の滅菌に加えて、液体滅菌コースなど合せて5コースからベストな滅菌コースを選択できます。

液体滅菌コース

試料の突沸を防ぐ最適なコース設定。

滅菌コース

通常の滅菌を行うコースです。

滅菌〜保温コース

滅菌後、培地が固まるのを防ぎます。

溶解〜保温コース

培地の溶解、保温に大変便利です。

お好みコース

お好みの運転条件をカンタンに呼び出せます。

“運転中” 大型表示

運転状況が一目で確認できるように、わかりやすい表示灯を操作パネル上部に装備しました。
常圧時(黄色)と加圧時(赤色)で表示色が変化します。

その他の特長

45℃~135℃まで設定可能

45℃から135℃まで、1℃刻みに設定できます。(105℃以上、滅菌モード)

ドアインターロック

運転中はドアをロックする安全装置「ドアインターロック機構」を装備。
万一の事故を防ぐ高い安全性を確保しています。

缶体内蒸気微調整機能(微細排気)

本機は「飽和水蒸気」をつくるために温度と圧力を上昇させますが、滅菌中は被滅菌物に含まれる空気や滅菌用水中の空気など様々な要因により温度と圧力のバランスが崩れる可能性があります。LSX / SXシリーズはその温度と圧力を監視しながら微細排気を行い、最適な蒸気滅菌環境となるよう自動調整しています。

圧力の上限値(b kPa)と下限値(c kPa)を設定し、自動的に調整する機能(微調整機能)が組み込まれています。
ある一定の範囲内で圧力のバランスを保ち、理想の飽和水蒸気に近づけるための制御を行います。

【パルス排気方式との違い】

TOMYのオートクレーブは温度と圧力の制御を電磁弁によるON・OFF制御の「パルス排気」方式と電動弁で開閉調整する「微細排気」方式のほかにメカニカルバルブを用いた「ベローズ」方式を使用しています。
「缶体内蒸気微調整機能」に採用している「微細排気」は電動弁によるボールバルブをモーターに接続した制御方式です。急激な圧力変化をさせず、電磁弁ON・OFF制御の「パルス排気」と異なり、圧力量に応じて弁の開放率を微調整するため被滅菌物の突沸発生を極力防ぐ優れた機能です。

  • ユーザーメモリー
  • 蒸気回収ボトル内蔵
  • フラットな缶体内面
  • 確認機能

安全機能

  • 漏電
    ブレーカー
  • 過温検知
  • 過圧検知
  • 温度センサー
    故障検知
  • 圧力センサー
    故障検知
  • 排気バルブ
    故障検知
  • 安全弁
  • ドア開閉検知
  • 空焚き検知
    (サーモスタット)
  • 回収ボトル
    取付検知

オプション

プリンター

ドキュメント管理ツールとして運転条件はもちろん缶体内温度や缶体内圧力データ、また、被滅菌物温度データも感熱紙にプリントアウトできます。

※ オプションの被滅菌物センサーが必要となります。

データ出力ケーブル(データ出力基板付)

缶体内温度、缶体内圧力、被滅菌物温度うち最大2出力を選択しアナログ出力することができます。

※ オプションの被滅菌物センサーが必要となります。

被滅菌物センサー

被滅菌物の温度を直接検出するセンサーです。缶体内雰囲気温度が設定温度に到達しても、被滅菌物が設定温度に到達するまではタイマーが減算しないので、滅菌タイムラグ(遅れ時間)を解消し、より確実な滅菌を行ないます。

温度センサー(データロガー)・外部記録計

オートクレーブとは独立した温度センサーと外部記録計で、缶体内の温度記録が可能です。無線式のデータロガーは置くだけで測定可能。センサー断線の心配もなく、片付けも簡単です。データロガーに関して詳しくはこちらをご覧ください。

データロガー導入価格例
温度ロガー PicoVACQ 1Tc Hybrid 360,000円
通信ケーブル シングルUSBインターフェイス 115,000円
ソフトウェア QLEVER 2 Lite ソフトウェア 120,000円
保管ケース ケース ペリカン1075(専用フォーム付) 38,000円
合計価格(税別) 633,000円

※上記以外にも様々な通信用インターフェースやソフトウェアをご用意しております。

滅菌タイムラグ

安心・安全な滅菌処理のために!― 『滅菌タイムラグ(遅れ時間)』を考慮した時間設定を ―

蒸気式オートクレーブには『滅菌タイムラグ(遅れ時間)』というものが存在します。

パネル表示温度は缶体内の雰囲気温度を示していますが、被滅菌物はパネル表示温度よりも遅れて到達します。また、滅菌する量や入れ方によっても到達時間が変わってきます。これを『滅菌タイムラグ(遅れ時間)』といい、特に大量の被滅菌物を処理する際は温度上昇に時間がかかります。

液体滅菌のタイムラグ(遅れ時間)参考データがございますので、以下よりご覧ください。

滅菌タイムラグ(遅れ時間)を大幅に短縮︕  時短アクセサリー「速滅くん」

このアクセサリーは、ご使用の滅菌バッグと合わせて廃棄物の滅菌に使用するノズル付きバスケットです。
このバスケットを使用することで、滅菌バックに溜まる空気を強制的に排出し、効果的な滅菌に近づけることができます。
また、蒸気の流れを変えることによって滅菌タイムラグを短縮し、より効率的な滅菌処理を実現します。

詳しくは、オートクレーブ廃棄物用バスケット「速滅くん」ページをご覧ください。

当社比較データLSX・SX-700作業効率の比較(時間)

〈 実施条件 〉

  • 滅菌バッグ使用
  • 設定:温度121℃・時間20分(範囲:青線)
  • 内容物 /(量): シャーレ(水2ℓ:培地相当量)・チップ・チューブ/(バスケットの約40%)

標準-速滅くん比較データ

オートクレーブ排気用バスケット「速滅くん」

特許出願済

重要!小型圧力容器に該当するオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)は、厚生労働省の法令や規則により年1回の定期自主検査を実施することと、その記録を3年間保存することが定められています。

お問い合わせ

LSX / SXシリーズ に関するご質問等ございましたら、 お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム

カタログPDFをご覧ください。

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