特注品・OEM/ODM速滅くんシリーズ「土壌滅菌用アイテム」

「土壌(バーミキュライト)の滅菌処理」
こんなことでお困りではないですか?

滅菌処理に時間がかかる

処理回数を増やして、
効率化を図りたい

より確実な滅菌をしたい

そんな困りごとを ”土壌滅菌用アイテム”
速滅くんで解決します。

土壌滅菌用アイテムとは実用新案

遅れ時間(滅菌タイムラグ)を低減し、
土壌の前処理や廃棄処理に必要な滅菌時間に近づけるためのアイテムです。

一般的なオートクレーブは、滅菌すると遅れ時間が生じやすく、土壌滅菌はその典型といえます。土壌の場合、バケツや耐熱袋に入れた処理が多く、遅れ時間が比較的長くなります。
土壌滅菌用アイテムは、その遅れ時間の短縮を図り、より確実な滅菌をサポートするアイテムです。

主な特長・仕様

特長

土壌滅菌用アイテムは、アイテム品のほかにステンレスカゴACA-315B(もしくは相当品)と透湿性のある専用不織布袋を組み合わせて利用する商品です。
この3つを組み合わせることで、従来達成できなかった高い熱伝導効率が得られるようになり、より効率的でスピーディな滅菌が可能になります。

土壌滅菌用アイテムは、カゴの側面やカゴ底部からも効率よく熱を伝えるため、滅菌タイムラグ(遅れ時間)を含めた設定時間を大幅に短縮することができ、作業効率アップや節電の効果も期待できます。
また、通気性の良い袋を使用することで、土壌に含む空気が抜けやすく、土壌滅菌の効果が高まります。

名称と働き

①土壌滅菌用アイテム(スチームスタンド)
●カゴ底部から蒸気を送り込み、土壌滅菌の熱伝導率を高める
働きをサポートします。
●土壌から出る土壌水は、スチームスタンド内で回収します。
②土壌滅菌用アイテム(専用スノコ)
●蒸気を強制的に集め、スチームスタンド内に蒸気を送り込みます。

使用方法

土壌「バーミキュライト」を対象とした商品です。

土壌滅菌用アイテムを使用した時間設定
土壌の密度、品質、形状、含水量、混入物の形状および混入している状態などによって設定時間が異なります。
被滅菌物センサーや外部センサーなどを用いて土壌の温度測定をおこない、被滅菌物の温度上昇の遅れを把握したうえで、適切な滅菌条件を設定してください。

対象機種

LPS-500 / LPS-300 / MPS-510 / LSX-500 / LSX-300 / SX-500 / SX-300

土壌滅菌参考データ

注意:データはご参考として提供するもので、保証するものではありません。
また、混入している土壌の種類だけでなく、テスト環境をはじめ土壌の密度、品質、形状、含水量、混入物の形状および混入している状態などによって結果は異なります。

バケツと「土壌滅菌用アイテム」を使用した場合の比較

機  種:LSX-500
機  種:LSX-500
設定温度:121℃
滅菌条件:20分
被滅菌物の種類:未使用のバーミキュライト
被滅菌物の量:バケツ の30%(約10リットル)
使用容器:バケツΦ300×271㎜ と土壌滅菌用アイテム(※)
測定機器:データロガー
測定ポイント:周囲温度とサンプル内温度

※土壌滅菌用アイテムには、専用の不織布袋に土壌を入れ、ステンレスカゴに収納して評価を実施。

検証結果

<比較>バーミキュライト未使用品(乾燥した状態)

バケツ
滅菌工程に必要な時間(設定時間):約65分(遅れ時間45分と滅菌に必要な時間20分)
土壌滅菌用アイテム
滅菌工程に必要な時間(設定時間):約25分(遅れ時間5分と滅菌に必要な時間20分)

参考:「土壌滅菌用アイテム」を使って、使用後のバーミキュライト(湿った状態)を滅菌した場合、30分程度の遅れ時間で滅菌工程完了。

注意:データはご参考として提供するもので、保証するものではありません。
また、混入している土壌の種類だけでなく、テスト環境をはじめ土壌の密度、品質、形状、含水量、混入物の形状および混入している状態などにより結果は異なります。

90mm苗ポットと培養土ポットを混ぜた状態

機  種:LSX-500
設定温度:121℃
滅菌条件:20分
設定時間:遅れ時間30分+滅菌条件20分=トータル時間50分想定
被滅菌物の種類/量:90mm苗ポット/20個程度
          培養土ポット/40個程度
使用容器:土壌滅菌用アイテムとカゴ、専用不織布袋
測定機器:データロガー
測定ポイント:周囲温度とサンプル内温度(上、中、下、その他)合計7ポイント測定

検証結果

土壌滅菌用アイテム 土壌廃棄時(多少湿った状態)
25分~30分程度の遅れ時間で121℃到達

粒状培養土とジフィーセブンを混ぜた状態

機  種:LSX-500
設定温度:121℃
滅菌条件:20分
設定時間:遅れ時間10分+滅菌条件20分=30分を想定
被滅菌物の種類/量:粒状培養土/4㎏(少量)
          ジフィーセブン/28個
使用容器:土壌滅菌アイテムとカゴ、専用不織布袋
測定機器:データロガー
測定ポイント:周囲温度とサンプル内温度(上、中、下、その他)合計5ポイント測定

検証結果

土壌滅菌用アイテム 土壌廃棄時(多少湿った状態)
10分程度の遅れ時間で121℃到達

時短効果

土壌滅菌用アイテムを使用することで滅菌タイムラグ(遅れ時間)を短縮するだけでなく、より「質の高い滅菌」に近づけることができます。

時間短縮滅菌タイムラグ(遅れ時間)を考慮した時間設定で運転した場合

上記のテストデータ 「バケツと土壌滅菌用アイテムを使用した場合の比較」 を具体的にイメージした場合

注意:データはご参考として提供するもので、保証するものではありません。
また、混入している土壌の種類だけでなく、テスト環境をはじめ土壌の密度、品質、形状、含水量、混入物の形状および混入している状態などにより結果は異なります。

短縮効果は、被滅菌物の量や含水量、種類、形状によって異なりますが …

短縮レベルが違う!

土壌滅菌用アイテムを使う時の最適な設定時間は?

このような困りごとから、次のステップへ!

  • 滅菌時間に時間がかかる

    【解決】土壌滅菌用アイテムを使用することで
    大幅に時間短縮につながります。

  • 処理回数を増やして、
    効率を図りたい

    【解決】遅れ時間を考慮した設定時間が
    従来より短縮されるため、
    処理能力が向上します。

  • より確実な滅菌をしたい

    【解決】土壌を不織布袋に入れることで
    熱伝導率があがり、
    効果的な滅菌が可能となります。

遅れ時間(滅菌タイムラグ)の時間短縮は理解したが、
土壌滅菌用アイテムを使ったときの時間を設定するには?

当社ではお客様のご要望に応じて、被滅菌物を入れた状態で缶体内の温度を測定する「オートクレーブ温度測定サービス」を提供しています。
詳しくは、お客様サポート「オートクレーブ温度測定サービス」をご覧ください。 

お問い合わせ

上記製品に関するご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム

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