土壌滅菌用アイテムとは実用新案
遅れ時間(滅菌タイムラグ)を低減し、
土壌の前処理や廃棄処理に必要な滅菌時間に近づけるためのアイテムです。
一般的なオートクレーブは、滅菌すると遅れ時間が生じやすく、土壌滅菌はその典型といえます。土壌の場合、バケツや耐熱袋に入れた処理が多く、遅れ時間が比較的長くなります。
土壌滅菌用アイテムは、その遅れ時間の短縮を図り、より確実な滅菌をサポートするアイテムです。
主な特長・仕様
土壌滅菌用アイテムは、アイテム品のほかにステンレスカゴACA-315B(もしくは相当品)と透湿性のある専用不織布袋を組み合わせて利用する商品です。
この3つを組み合わせることで、従来達成できなかった高い熱伝導効率が得られるようになり、より効率的でスピーディな滅菌が可能になります。
土壌滅菌用アイテムは、カゴの側面やカゴ底部からも効率よく熱を伝えるため、滅菌タイムラグ(遅れ時間)を含めた設定時間を大幅に短縮することができ、作業効率アップや節電の効果も期待できます。
また、通気性の良い袋を使用することで、土壌に含む空気が抜けやすく、土壌滅菌の効果が高まります。
土壌「バーミキュライト」を対象とした商品です。
LPS-500 / LPS-300 / MPS-510 / LSX-500 / LSX-300 / SX-500 / SX-300
土壌滅菌参考データ
注意:データはご参考として提供するもので、保証するものではありません。
また、混入している土壌の種類だけでなく、テスト環境をはじめ土壌の密度、品質、形状、含水量、混入物の形状および混入している状態などによって結果は異なります。
機 種:LSX-500
機 種:LSX-500
設定温度:121℃
滅菌条件:20分
被滅菌物の種類:未使用のバーミキュライト
被滅菌物の量:バケツ の30%(約10リットル)
使用容器:バケツΦ300×271㎜ と土壌滅菌用アイテム(※)
測定機器:データロガー
測定ポイント:周囲温度とサンプル内温度
※土壌滅菌用アイテムには、専用の不織布袋に土壌を入れ、ステンレスカゴに収納して評価を実施。
<比較>バーミキュライト未使用品(乾燥した状態)
参考:「土壌滅菌用アイテム」を使って、使用後のバーミキュライト(湿った状態)を滅菌した場合、30分程度の遅れ時間で滅菌工程完了。
注意:データはご参考として提供するもので、保証するものではありません。
また、混入している土壌の種類だけでなく、テスト環境をはじめ土壌の密度、品質、形状、含水量、混入物の形状および混入している状態などにより結果は異なります。
機 種:LSX-500
設定温度:121℃
滅菌条件:20分
設定時間:遅れ時間30分+滅菌条件20分=トータル時間50分想定
被滅菌物の種類/量:90mm苗ポット/20個程度
培養土ポット/40個程度
使用容器:土壌滅菌用アイテムとカゴ、専用不織布袋
測定機器:データロガー
測定ポイント:周囲温度とサンプル内温度(上、中、下、その他)合計7ポイント測定
機 種:LSX-500
設定温度:121℃
滅菌条件:20分
設定時間:遅れ時間10分+滅菌条件20分=30分を想定
被滅菌物の種類/量:粒状培養土/4㎏(少量)
ジフィーセブン/28個
使用容器:土壌滅菌アイテムとカゴ、専用不織布袋
測定機器:データロガー
測定ポイント:周囲温度とサンプル内温度(上、中、下、その他)合計5ポイント測定
土壌滅菌用アイテムを使用することで滅菌タイムラグ(遅れ時間)を短縮するだけでなく、より「質の高い滅菌」に近づけることができます。
上記のテストデータ 「バケツと土壌滅菌用アイテムを使用した場合の比較」 を具体的にイメージした場合
注意:データはご参考として提供するもので、保証するものではありません。
また、混入している土壌の種類だけでなく、テスト環境をはじめ土壌の密度、品質、形状、含水量、混入物の形状および混入している状態などにより結果は異なります。
短縮効果は、被滅菌物の量や含水量、種類、形状によって異なりますが …
短縮レベルが違う!
土壌滅菌用アイテムを使う時の最適な設定時間は?
滅菌時間に時間がかかる
【解決】土壌滅菌用アイテムを使用することで
大幅に時間短縮につながります。
処理回数を増やして、
効率を図りたい
【解決】遅れ時間を考慮した設定時間が
従来より短縮されるため、
処理能力が向上します。
より確実な滅菌をしたい
【解決】土壌を不織布袋に入れることで
熱伝導率があがり、
効果的な滅菌が可能となります。
遅れ時間(滅菌タイムラグ)の時間短縮は理解したが、
土壌滅菌用アイテムを使ったときの時間を設定するには?
当社ではお客様のご要望に応じて、被滅菌物を入れた状態で缶体内の温度を測定する「オートクレーブ温度測定サービス」を提供しています。
詳しくは、お客様サポート「オートクレーブ温度測定サービス」をご覧ください。
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