Centrifuge for Lab Automation

定位置停止遠心機
(ロボットシステム対応)

定位置停止遠心機で遠心操作の自動化をサポート

将来、研究室の自動化[ラボオートメーション]がますます進むことが予想されています。
ラボオートメーションは、作業効率の向上や結果の信頼性・再現性の向上に大きく貢献すると期待されています。
しかし、従来の遠心機は、ローターを決められた位置で停止させることができず、ラボオートメーションとの相性が課題とされてきました。
そこで、トミーの「定位置停止遠心機」がその課題を解決します。
定位置停止遠心機は、ローターを指定された位置で正確に停止させることが可能で、ロボットによるスムーズなサンプルの出し入れをサポートします。
トミーは、先進的な定位置停止技術を通じて、ラボオートメーションの実現を力強く支援します。

日本国内製造

アフターサービスは
国内拠点で対応

ラボオートメーションを
サポート

 
 

定位置停止遠心機の動画はこちら

定位置停止自公転撹拌遠心機 SMCR-M004

定位置停止自公転撹拌機SMCR-M004

マイクロチューブの攪拌+スピンダウン

定位置停止遠心機とは

特  長

設置面積がA4サイズの小型設計

撹拌機+スピンダウン機能付きの1台2役

撹拌~スピンダウン作業において、チューブの搬送が不要のため時間短縮、搬送エラーを回避することができます。

自公転ローターによる撹拌時間の短縮

上下対流と渦巻き流により短時間で理想的な撹拌が可能です。

1.5ml / 2.0mlチューブ × 8本遠心可能 ※ロボット使用時は4本

外部入力端子を装備

ローター停止位置を指定可能です。

撹拌スピンダウンが1台になりました!

撹拌機と遠心機間のサンプル移動が無くなり、
時間短縮とハンドリング時のリスク低減を実現しました。

自公転ローター搭載! 上下対流と渦巻き流により短時間での撹拌が可能です。
撹拌~スピンダウン作業において、チューブの搬送が不要のため時間短縮と、
チューブの掴み損ねなどのエラーを回避できます。

例 搬送時間15秒/1本×4本=60秒 → 1工程で60秒の短縮

※特許番号:7243121(富士フイルム和光純薬株式会社)

自公転方式による撹拌

泡立ちが少なく、液体試薬の撹拌や
エマルジョン形成・高粘度溶液の撹拌が可能。

現在主流の偏心撹拌型ではなく、チューブ全体を回転させる「自公転撹拌型」を採用。対流による撹拌と遠心効果で、泡立ちが少なく理想的な撹拌が可能です。

自公転撹拌概念図

  • エマルジョン形成
  • 粉末試薬の溶解
  • 高粘度溶液の撹拌

自公転撹拌と偏心撹拌によるエマルジョン形成の比較

0.1Mドデシル硫酸ナトリウム(SDS)水溶液を水相、流動パラフィンに1-ドデカノールを添加したものを油相として、エマルジョン形成を行いました。偏心撹拌機では、水相と油相の界面張力により相間を十分に撹拌することができず、エマルジョンが形成できていませんが、自公転撹拌ではエマルジョンが形成できています。

資料提供:富士フイルム和光純薬株式会社

仕  様

製品 定位置停止自公転撹拌機
型式名称 SMCR-M004
定位置停止位置 45°ずつ8箇所
回転数 遠心時4,000rpm固定
撹拌時2,500rpm固定
遠心加速度 1,170G
使用可能チューブ 1.5/2.0mlマイクロチューブ×8本(ロボット作業時4本)
タイマー 6分間固定
外形寸法 214W×270D×138H(リッドオープン時 231H)mm
本体質量 約2.5㎏
必要な電源 専用ACアダプター
入力:単相AC100V50/60Hz 1.8A
定格電流 0.18A
消費電力(発熱量) 17W(15kcal/h)
外部インターフェース 端子台
付加機能 定位置停止機構
撹拌機能/遠心機能
ローター定位置定位信号入力
スタート/ストップ信号入力
エラー信号出力
感電保護クラス クラスⅠ機器
安全装置 リッドオープン連動ブレーキ
過負荷保護機能(ACアダプター、モータードライバー)
設置環境 周囲温度:20℃~30℃
相対湿度:75%RH以下
高度1000mまで
室内専用
過電流カテゴリー:Ⅱ
汚染度:2

製品動画

定位置停止動作について

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