『HACCPクリエータ』導入企業インタビュー
株式会社紀文食品 東京工場様
『HACCPクリエータ』なら、自社のHACCPを歪めずにシステム運用ができ、
操作も簡単なので文書管理の幾つかの課題を解決。
この度、『HACCPクリエータ』をご導入頂いた、株式会社紀文食品 東京工場様より、東京工場品質管理室長 佐々木儀夫様に、『HACCPクリエータ』の導入の目的や導入前の課題についてお話を伺いました。
株式会社紀文食品 東京工場様では、食品安全規格として総合衛生管理製造過程及び対米・対EU HACCPの認証を取得していました。これらを運用していくにあたり、幾つかの課題を抱えていました。
人事異動などにより常にHACCPのソフトの面(HACCP計画の見直しや文書の作成・更新及び HACCPに関する教育など)に対応することができず、「どこに文書があるか分からなくなる」、「どこまで文書を更新したのか分からなくなる」、「どうしても人によってHACCPに関する力量に差が出る」、また、文書を膨大な量の紙で管理していたため、「最新版の管理が難しい」といった等のさまざまな問題がありました。こういった問題を解消できるものはないかと、従来からいろいろ情報収集をすることにより探していました。
第一印象は正直言って「使えそうだな」と思いました。HACCPの基本形ができており、後は自社のHACCPのやり方に合わせられるかが重要でした。既成のパッケージソフト等はそのやり方に合わせなければならず、自社のHACCPを歪めることになりますが、『HACCPクリエータ』なら、HACCPの基本形+カスタマイズにより、自社のHACCPを歪めずにシステム運用できるので、すぐに「使える」と感じました。
新規商品の導入や日々のHACCP計画の見直しの際には、文書の作成や修正が必要になりますが、今まではワードやエクセルを使っており、その作業に非常に時間が掛かっていました。特にフローダイアグラムの対応は、修正の度に図形が動いたり、線の引き直しが必要になったり、その中でも線跨ぎは更に時間がかかっていた作業ですが、『HACCPクリエータ』ならこの辺の対応が非常に簡単できるというところは特に目を引きました。文書の作成や更新は認証対応上、必要な作業なので、しっかりと対応しなければならなく、時間短縮を図れる方法があれば採用していきたいと考えていました。
膨大な量の紙を管理しており、文書を探すのに時間が掛かったり、最新版管理が上手くいっていませんでした。実際に起こったことですが、文書の改訂中に担当者が異動になり、その担当者の改定の履歴が分からなかったり、属人的なやり方をしていた部分が有り、引き継ぎが上手くできなかったことがありました。『HACCPクリエータ』は操作が簡単なので、文書管理の属人化を解消したり、電子管理化によって文書の検索も可能になり、更に紙の文書も最低限の管理で済むと思っています。
『HACCPクリエータ』であれば、ワード・エクセルに比べて文書の作成・修正を素早く簡単に行うことができるので、文書の作成・修正を行いながら(一緒にその画面を見ながら)、議論をすることを通じて、教育もできると思いました。最終的にはHACCPに関するスキルの統一化・標準化に使えると思っています。
これまでの自社のHACCPの運用をそのまま出来るように、ハザード分析表等の管理表類のフォーマットを修正しました。
東京工場では総合衛生管理製造過程と対米・対EU HACCPの認証を取得しておりますが、これらは同じ内容を指していても、表現の仕方が違うといった差異があります。これまではそれぞれの認証に合わせた文書を個別に作成・管理しておりましたが、それを避けるために一度の情報登録でそれぞれの認証に即した書式の文書を出力できるようにカスタマイズしました。
HACCPクリエータを利用して、SSOP(衛生標準作業手順)に関する情報も管理することで、さらなる管理の効率化に取り組もうとしています。ゆくゆくはQC(ISO9001)の情報等も併せて管理していけるようにできたらと考えています。
(現在、株式会社紀文食品 東京工場様では、すでに作成したエクセル等の文書を『HACCPクリエータ』への移行を行なっている段階です。文書移行が済み、本格的な運用に入った際にはまた、お話を伺う予定です。)