熱を加えることで滅菌バッグの素材が柔らかくなり、落とし蓋のように被滅菌物に覆いかぶさることがあります。
その結果、残留空気の排出ができず、圧力異常上昇エラーや滅菌不良を引き起こす原因になります。
フタを外す
ビニール袋等に入れて密閉しない
被滅菌物上部温度:最高到達温度 114.17℃ 未滅菌
被滅菌物下部温度:最高到達温度 105.32℃ 未滅菌
滅菌テープを使用する目的 = 滅菌工程を通過したものか未処理かを見分ける
滅菌テープを使用する目的 = 滅菌(不活化)の判断
「滅菌判定用プロセスインジケータ」タイプ1は、滅菌時の確認に用いられることが多く、主に包装外部にテープやラベルを貼り、未処理か滅菌工程を行ったものかを判断(管理)するものとして利用されます。
注意するポイント「滅菌判定用プロセスインジケータ」タイプ1は、被滅菌物が滅菌工程を行ったものかを判断するものであり、無菌性を保証するものではありません。
【無菌性が保証されない例として】
滅菌テープによって、表示方法や温度や時間の仕様が異なりますが、滅菌バッグの外部に貼った滅菌テープは、缶体内の周囲温度が滅菌テープの条件を満たしたときに、被滅菌物の滅菌状態に関係なく、「文字」、「変色」などで表示されます。
被滅菌物上部温度:最高到達温度 114.17℃ 未滅菌
被滅菌物下部温度:最高到達温度 105.32℃ 未滅菌
注意
滅菌テープType-1
未滅菌でも滅菌テープは変色します。