用途・目的に合わせた5タイプのオートクレーブをご用意。
大きな画面で見やすく、使いやすいタッチパネルを採用
運転コースは、「滅菌」「液体滅菌」「滅菌-保温」「溶解-保温」の4コース。
「メモリー」には、お好みの運転コース(運転条件)を最大5つまで登録が可能。
ルーティンワークや多くの人が使う際にとても便利です。
①お知らせ機能(インフォメーション)
滅菌用水や部品の交換時期、点検時期などをインフォメーションでお知らせ!
エラー時も、エラー番号とエラー名でお知らせします
②直感的に使いやすい「機能」タブ
機能画面は項目ごとにフォルダー分けされており、直感的に使いやすく、各種の設定や閲覧へのアプローチが容易になりました。
滅菌用水や部品の交換時期、点検時期の詳細は「機能」タブ内の「保守」または「点検」フォルダーから簡単に閲覧できます。
「保守」
滅菌用水の交換
缶体フタパッキンの交換
「点検」
定期点検(定期自主検査)
③停電報知
運転中に停電などで電源供給が停止した際に、工程に応じた再スタートをすることができます。
どの工程で止まったかが分かるので、きちんと滅菌出来たのかな?といった不安が解消されます。
ファンの再選定や配置の見直しにより、缶体を効率良く冷ますことが可能となりました。
急いでいるときなど、時間短縮がはかれます。
135℃※から60℃までの降温時間データ(社内測定) | ||
---|---|---|
(実測データ;LSX/SXとの比較) | ||
LPS-700/MPS-710 | 39分→25分 | 35%減 |
LPS-500/MPS-510 | 33分→21分 | 36%減 |
LPS-300 | 38分→25分 | 34%減 |
※LPS-700/MPS-710は133℃
メディウム瓶や三角フラスコの容量別収納データの資料がご覧になれます。
片手片足で操作できる上下開閉ドアを採用。
開けるときは【ドアを下におさえながら足元のペダルを踏む】だけでドアロックが解除、
アシスト構造により軽く持ち上がります。また、閉じるときは【ドアを上から押し込む】だけで、簡単に閉じることができます。
作業時間を短縮する急速空冷機能「冷却ファン」標準装備。
タイムアップ後に早く温度を下げたい用途に最適です。冷却ファンを作動させた場合、自然冷却に比べて降温時間が大幅に短縮されます。
簡単操作で運転開始時間が設定可能。夜間、早朝などの時間を有効にお使いになれます。
滅菌終了後に自動で排気ができる機能を装備。
排気レベルは6段階に(液体滅菌コースはバリアブルにも)設定可能です。
ドアが開いているときはドア表示灯が点灯し運転がスタートできない安全機能を搭載しています。
チャンバーの空焚き事故を未然に防ぐために、一定量の水が無い状態では運転をスタートできない安全機能を搭載しています。そのため、加熱によるヒーターや缶体への影響がありません。
運転中はドアをロックする安全装置「ドアインターロック機構」を装備。万一の事故を防ぐ高い安全性を確保しています。ドアがロックしているときはドア施錠表示灯が点灯します。
運転中は、ワークモニター内の工程の色が変化します。
実施前の工程を緑色、実施中もしくは実施後の工程を赤色で表示します。
なお、実施中の工程については白点が動いて示します。
また、常圧時(黄色)と加圧時(赤色)と背景色が変化します。
通常の「滅菌」コースに加えて、「液体滅菌」コースなど合わせて4コースからベストな運転コースを選択できます。
器具類など一般的な滅菌に適したコースです。
液体を滅菌するときなどに適したコースです。試料の突沸を防ぐのに効果的です。
寒天培地などを滅菌するときなどに適したコースです。滅菌後に凝固を防ぐための保温運転ができます。
寒天を溶かすときなどに適したコースです。溶解後に凝固を防ぐための保温運転ができます。
45℃から135℃(LPS-700およびMPS-710は133℃)まで、1℃刻みに設定できます。(105℃以上、滅菌モード)
本機は「飽和水蒸気」をつくるために温度と圧力を上昇させますが、滅菌中は被滅菌物に含まれる空気や滅菌用水中の空気など様々な要因により温度と圧力のバランスが崩れる可能性があります。LPS / MPSシリーズはその温度と圧力を監視しながら微細排気を行い、最適な蒸気滅菌環境となるよう自動調整しています。
圧力の上限値(b kPa)と下限値(c kPa)を設定し、自動的に調整する機能(微調整機能)が組み込まれています。
ある一定の範囲内で圧力のバランスを保ち、理想の飽和水蒸気に近づけるための制御を行います。
【パルス排気方式との違い】
TOMYのオートクレーブは温度と圧力の制御を電磁弁によるON・OFF制御の「パルス排気」方式と電動弁で開閉調整する「微細排気」方式のほかにメカニカルバルブを用いた「ベローズ」方式を使用しています。
「缶体内蒸気微調整機能」に採用している「微細排気」は電動弁によるボールバルブをモーターに接続した制御方式です。急激な圧力変化をさせず、電磁弁ON・OFF制御の「パルス排気」と異なり、圧力量に応じて弁の開放率を微調整するため被滅菌物の突沸発生を極力防ぐ優れた機能です。
ドキュメント管理ツールとして運転条件はもちろん缶体内温度や缶体内圧力データ、また、被滅菌物温度データ※も感熱紙にプリントアウトできます。
※ オプションの被滅菌物センサーが必要となります。
缶体内温度、被滅菌物温度※、缶体内圧力、工程、連動信号/リモート出力のうち最大5出力を選択し出力することができます。
外部記録計と接続すれば記録に残せます。
※ オプション被滅菌物センサーが必要となります。
被滅菌物の温度を直接検出するセンサーです。缶体内雰囲気温度が設定温度に到達しても、被滅菌物が設定温度に到達するまではタイマーが減算しないので、滅菌タイムラグ(遅れ時間)を解消し、より確実な滅菌を行ないます。
被滅菌物センサーの導入口をドア(フタ)側に設置しました。
カゴの出し入れ時の引っかかりや、擦れて損傷することを改善しました。
また、被滅菌物センサーを使わないときは、ドア(フタ)の金具に巻きとることができ、便利で缶体内もスッキリします。
オートクレーブとは独立した温度センサーと外部記録計で、缶体内の温度記録が可能です。無線式のデータロガーは置くだけで測定可能。センサー断線の心配もなく、片付けも簡単です。データロガーに関して詳しくはこちらをご覧ください。
データロガー導入例(ベーシックセット) | ||
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温度ロガー | PicoVACQ 1Tc Hybrid | |
通信ケーブル | シングルUSBインターフェイス | |
ソフトウェア | QLEVER 2 Lite ソフトウェア | |
保管ケース | ケース ペリカン1075(専用フォーム付) |
※価格はお問い合わせください。
※上記以外にも様々な通信用インターフェースやソフトウェアをご用意しております。
オートクレーブとは独立した温度センサーと外部記録計で、缶体内の温度記録が可能です。
当社ではお客様がご使用になる他社製記録計を直接オートクレーブ本体へ取り付ける加工も特注にて対応いたします。
詳しくはお問い合わせください。
市販の転倒防止ワイヤーなどで固定する際に便利な取付具をご用意しました。
取付具は本体左右の2面に1個ずつ取り付けます。
蒸気式オートクレーブには『滅菌タイムラグ(遅れ時間)』というものが存在します。
パネル表示温度は缶体内の雰囲気温度を示していますが、被滅菌物はパネル表示温度よりも遅れて到達します。また、滅菌する量や入れ方によっても到達時間が変わってきます。これを『滅菌タイムラグ(遅れ時間)』といい、特に大量の被滅菌物を処理する際は温度上昇に時間がかかります。
液体滅菌のタイムラグ(遅れ時間)参考データがございますので、以下よりご覧ください。
このアクセサリーは、ご使用の滅菌バッグと合わせて廃棄物の滅菌に使用するノズル付きバスケットです。
このバスケットを使用することで、滅菌バックに溜まる空気を強制的に排出し、効果的な滅菌に近づけることができます。
また、蒸気の流れを変えることによって滅菌タイムラグを短縮し、より効率的な滅菌処理を実現します。
詳しくは、オートクレーブ廃棄物用バスケット「速滅くん」ページをご覧ください。
当社比較データLSX・SX-700作業効率の比較(時間)
〈 実施条件 〉
特許出願済
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